ありが島の2015 年 

 

ありが島便り総集編

釣った・泳いだ・獲った・遊んだ・食べた・笑った! 

「ありが島」の一年を振り返り、語って、「ありが島」のこれからを話し合いましょう。 

まだまだ「ありが島」は楽しくなります。夢のある皆さんのアイデアを期待しています。


 
ありが島の2015 年 

ありが島便り総集編

 

ありが島便り1

これは瀬戸内海の無人島「ありが島」に島民登録してくれた人たちにお送りする島民便りですが、同時に漁師塾「漁師検定講座」の教材、教科書でもあります。

これからの第二の人生で本格漁師を志している人や、漁師的な自然暮らしを学んで日常の豊かさに活かそうと思っている人達が受講する「漁師検定」。

ほんの少し先行して、無人島へ移り住み漁師への道を歩き始めている私の、これまでの体験的エピソードをレポートする「ありが島民便り」が、この講座の教材、教科書になります。

講座受講者は何回かお届けする、この実践的レポートをよく読んでください。

と言いますか、漁師入門体験記を楽しく読んでいただければ、3級と2級の検定試験には難なく合格することができます。

検定は例えば、清水国明が最初の漁に出て失敗したのは次のうちどれでしょう。

①    一匹も釣れなかった ②座礁した ③漁協のイケスがわからなかった

答えは②です。

あらかじめ海図や魚群探知機で海底や水深をチェックしていたら起こらない事故でした。暗岩という海面下に潜む岩は、引き潮になると頭を現すものもあるので、日ごろから注意してその場所を覚えておけばいいのですが、何しろ初めての漁です。

瀬戸内海にしては波が高いなと感じる日でした。自分の漁船でありが島をぐるりと回って帰るとき、『あれ?なんであそこだけ白波が立っているのかな』と一瞬思いましたが、風も強くなってきたので、できるだけ岸寄りを通って早く帰りたいという気持ちが災いして、暗岩に乗り上げてしまったのです。今ならわかります。そこだけ白波の下は岩があって浅瀬になっていること。通ってはいけないコース。でも、経験と情報量が全く不足していたのです。

失敗の答えは②でしたが、実は設問が、「初めての漁」でなければ①も③も正解です。

つまりこの「漁師検定講座」の3級、2級は、人のふり見てわが身を直す、いわば初心者清水国明の失敗から学ぶ講座ということです。

 

ありが島で実習する1級とマスターの講座になると、超ベテランの地元漁師や漁協関係の講師による実践です。少なくとも1級検定に合格しない人は漁師になるには、まだ少し時間がかかるでしょう。でもその経験はそれぞれの人生にとって、決して無駄にはなりませんね。

さて今回は、これくらいにしておきましょう。

次回から、無人島に初めて上陸して漁師への道を歩き始めたころのエピソード、そして今この季節の漁についてのあれこれをお届けすることにします。お楽しみに。

 

ありが島便り2

これは瀬戸内海の無人島「ありが島」に島民登録してくれた人たちにお送りする島民便りですが、同時に漁師塾「漁師検定講座」の教材、教科書でもあります。

これからの第二の人生で本格漁師を志している人や、漁師的な自然暮らしを学んで日常の豊かさに活かそうと思っている人達が受講する「漁師検定」。受講者増えて、喜んでいます。

では、ありが島便りの第二号をお届けします。

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ありが島は、無人島の自然を体験することができるキャンプ場なので、私や現地のスタッフは島へ遊びにやってくるゲストのお世話をしながら、漁師の仕事をやっています。

朝はだいたい6時くらいに起きて、まず船を出します。近くの漁師さんから50万円で譲っていただいた中古の漁船です。ディーゼルエンジンの船内外機。船体からシャフトが出てその先にスクリューがついている方式です。船外機の船というのは、モーターボートのようにエンジンそのものを外に取り付けています。クルーザーよりもこの船の方が漁をするには向いています。釣り座の広さ、海面までの高さ、魚を入れるイケス、風の受け方などが漁船の優れている点。何よりもほかの漁師が集まっているところへクルーザーなんかで乗りこんだら、シッシと追いやられてしまいますね。

漁船であっても船体に山口県の漁協に登録しているというYGで始まる登録番号がないと、漁場には入れません。どこが漁師専用の漁場なのかをまず知ることが必要です。

漁師は釣りを楽しんでいるわけではないので、その時期に一番値段の高い魚種を狙います。私なんぞはまだ趣味の釣り人根性が抜け切れていないので、目の前に鳥山ができてカモメが海面に突っ込んでイワシなどの小魚を食べ始めると、その下には間違いなくヤズやハマチがいるので、そっちを狙ってしまうのですが、本物漁師は見向きもしません。

時期によってはでかいハマチが一本300円くらいの値しかつかない時もあります。そんな魚よりもサバやメバル、ホゴと地元で呼んでいるカサゴなんかを狙った方が何倍もの稼ぎになるのですね。

特にメバルなどは、いつも安定して値がいい魚。だからというのではないのですが、私の得意魚種です。ありが島の周りにはメバルポイントがたくさんあります。

メバルは、魚探で見ると背が高いタワーのような反応が出て、タイや青物(ハマチ・サバ)などとは違っています。漁礁の位置を知っていますのでその周り。潮の満ち引きでポイントがずれるので、クルーザーだとGPSのマーカーを打って記憶しています。

うちの漁船の魚探はあまり性能が良くないので、「山立て」でポイントを見つけます。これは漁師技術の要です。ここ検定に出ますよ(笑)

自分から見える山や鉄塔など二つのポイントを結び、もう一方でも二点を結んだ線の交点が自分のいる位置になる。この4点を覚えることで正確にポイントに入れるのですね。

私は「山立て帖」作っていくつも記録しています。

朝出漁したら10時ころまで釣りをして、そのあと釣れた魚を漁協が取りに来てくれるイケスまで入れに行くのですが、近ごろはありが島の島民さんからのオーダーが多いので、島へ持ち帰り、「凍眠」というリキッドフリーザーで瞬間冷凍します。マイナス30度以下のエチルアルコールで、あっという間に冷凍するので、氷の結晶が細胞膜を破壊せず解凍してもドリップや血が出ないという優れモノ。いつまでも新鮮なままの魚貝類が届けられます。

今は島民さんのオーダーだけで手いっぱいなのですが、そのうち漁協に卸して稼げるようになりたいものだと思っています。

私はいま、準組合員という資格で漁をさせてもらっているのですが、次回は正組合員と準組合員の違い、登録の仕方、活動できる範囲などについてレポートするつもりです。それまでに大事件や大漁体験などがなければですが・・・。ではまた。

 

ありが島便り3

 

寒くなりましたね。お元気ですか。

ありが島は不思議なことに、こんなに朝晩が冷えてきているのに、海はとても温かいです。

逆に真夏は冷たくて、不用意に飛び込むと、ひえーっと震えることもあるのですが、

今は、あれー?と思うくらい温かい。地元の漁師さんに聞くと、この時期は暖流が入ってくるのだと。なるほどねー。

暖かい海に気づいたのは、またしてもの失態で、桟橋に船をつけるときロープをスクリューに巻き付けてしまい、何とか切って外そうとしているときでした。これだけ温かいのだったら潜れるな、と判断し、そのロープを航路に放置したスタッフの菊崎を海に入れました。

気持ちよさそうに泳ぐ姿を見て、思わず私も入りそうになったのですが、む?罠かも、と気づいて思いとどまりました。正解でした。確かに入った瞬間は温かく感じるのですが、しばらくするとやはり寒くなる。全然平気ですよ、とうそぶいている菊崎の肩先が細かく震えているのを私は見逃しませんでした。

でも、ウエットを着込んでいたら平気で、一年中潜れますね。楽しみが増えました。

さてさて、今年ももう少しで終わり。ありが島の開発にかかわり始めて3年になりますが、年末年始をもう3回、ありが島で過ごしています。芸能界の連中がこぞってハワイに出かける年末、私と仲間たちはいつもありが島です。夏に比べて風や波の高い日もあるのですが、なぜか私はそんな冬のありが島がお気に入り。厳しくて苦しいからこそ、初日の出や満天の星空や釣れた魚に、今までになく感動できるのでしょう。

今年も大みそかから新年の6日まで、みんなで過ごそうと計画しています。

ありが島民の皆さん、無人島クラブの皆さん。ありが島の砂浜で大騒ぎ、カウントダウンして2016年を迎えませんか。素晴らしい初日の出を拝みませんか。

初詣はありが島神社。近所の漁師さんたちが毎年お参りに来る祠が、海に突き出でた岩場の上にあります。ここでこれまでの安全や夢の実現を感謝し、「ありがとう」を伝えています。

今年は、海の水でみそぎをして、それからお参りしてみようかと。思い付きですが・・・・。

漁師塾漁師検定もその間、ありが島で行います。技量に合わせて3級から2級、実習を伴う2級とマスター検定講座を受講し、受験することができます。

振り返ると、いい年でした。来年ももっといい年にしましょう。

年末年始のありが島へ、ぜひ!

  
 

漁業の高付加価値化を目指す意欲ある新規就労者を募集し、養成する

漁師塾「漁師検定講座」の開講について

 

はじめに

日本において、漁業に従事する就業者数は2006年には合計21.2万人であり(水産大百科)、高齢化と共に就業者数の減少が続いています。山口県周防大島町においてもその傾向が続いており、意欲ある新規就労者の参入が望まれているところです。

周防大島町油宇字片島の無人島にて自然体験施設を運営する株式会社ありが島リゾートと、野外における教育研修事業を行っているソトイク株式会社は、意欲ある新規就労者の発掘と養成を行い、漁業の高付加価値化を担う人材を確保育成し、もって地域に貢献するために、片島の「ありが島」において、漁師塾「漁師検定講座」を開講します。

新規就労を希望する人たちを、インターネットやスマートホンなどのモバイル機器を活用して募集し、前半を在宅での研修講座、後半を現地実習とすることにより、広範囲に告知しつつ受講者の負担を軽減することで、より多くの新規参入者を獲得できると確信しています。

本プロジェクトを推進するには、関係機関のご後援やご協賛、さらには告知や講座運営に必要な費用のご支援等が必須となります。

地域に大きく貢献する、新規就労者育成のための漁師塾「漁師検定講座」をご理解いただき、お力添えをどうぞよろしくお願いします。

漁師検定講座

 

漁師塾「漁師検定講座」は、瀬戸内海の無人島「ありが島」の島民を対象に開講、実施します。

漁師になる心構え、技術、手続き、生活など、実際に直面する数々の場面で必要になる知識を深め、現地実習で漁師力を高めます。

3級と2級検定の受講はインターネットで、1級とマスター受講は現地合宿による実習講座です。

地元漁業者や関係機関と連携して行われるこの講座を受講し、検定によって各級の資格を取得することで、確実に職業漁師への道が拓かれます。

この資格取得によって、漁業組合への加入、船舶免許の取得、漁船の購入、漁村への移住などの手続きが、大変スムーズに進展します。

 

 

漁師検定講座内容

 

3級講座(インターネット受講) 

①漁師の仕事を知る ②漁師の経済学 ③漁師の適性 ④漁師になる手続き

 

2級講座(インターネット受講)

①漁師の技術 ②漁船のあれこれ ③出荷 ④漁具 ⑤危機管理

 

1級講座(現地受講)

①操船技術 ②漁獲の技術 ③魚貝加工技術 ④漁具作成 ⑤流通 ⑥船舶免許

 

マスター講座(現地受講)

①新規就労者養成 ②法務 ③6次化事業 ④教えるチカラ 

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検定講座受講申し込み

 

漁師塾・漁師検定講座を受講し、漁師検定を受験されたい方は、あらかじめ「ありが島民登録」を済ませてもらいます。

ありが島民の年間登録料は一万円です。

ありが島民は無料で漁師塾と講座の受講ができますが、別途、テキスト代、実習実費、検定受験料、宿泊費が必要になります。

受講の詳細、日程、内容については登録済の方へ、個別に案内します。

ありが島民登録は「清水国明の国店」で手続きできます。

 

 

ありが島取材

今年ありが島を取材してくれた主なメディア

・ソーラージャール ・日経おとなのOFF ・テレビ新広島 ・週刊現代 しんら
・テレビ朝日そもそも総研 ・FMフリントストーン ・読売新聞オンリーワン 
トヨタ広報誌 日経新聞 月刊ダイヤモンド ・読売新聞WEB 
ごきげんよう ラジオ大阪  CBC中京テレビ